活用事例・アプリケーション

入荷数・出荷数を人手で数えていたが、RFIDの導入により改善

在庫出し入れの際に数量等必要な情報を記録する、入出庫管理は製造業・物流業においては非常に重要な業務です。この入出庫管理の作業簡素化・人的ミス防止のためには、RFIDの活用が非常に有効です。

こんなお悩みを解決できる!

  • 商品点数が多く、入出荷の業務に多大な工数が割かれている…
  • 記入漏れ・入力間違いなどのヒューマンエラーが頻発している…
  • 入出荷履歴や在庫数が正しくリアルタイムで把握できていない…
  • 入荷の際、商品を置く場所を探すのに時間がかかる…
  • 出荷の際、商品を探すことに時間を取られている…

よくある課題

人手にて入荷数・出荷数を数え、その結果をPCソフトに記入するという形式にて入出庫管理を行っていると、主に下記4点の課題があります。

①入出荷業務に大きな工数がかかる
②記入漏れや記入ミスにより、データに誤りが生じる
③入荷時に商品の格納場所を見つけることに時間がかかる
④出荷時に該当の商品を探すことに時間がかかる

このような課題をお持ちの場合は、RFIDの導入が最適といえます。

RFIDシステムの全体像

RFID 活用の効果

①リアルタイムで商品状況を管理・反映でき、業務効率化

例えば、人手にて入出荷業務の入力等を行っていると、入荷・出荷後も人手による作業時間がロスとして発生してしまいます。しかしながら、RFIDを導入することにより、RFIDで読み取った商品情報をリアルタイムで書き換えることが可能となります。その結果、リアルタイムでの商品状況の管理を実現できます。

②表示機能付きRFIDタグにより、在庫数の視覚化

表示機能付きRFIDタグを用いることにより、在庫数を容易に視覚化することが可能となります。

③人的作業の削減により、ヒューマンエラーを防止

RFIDを導入することにより、人的作業はRFIDリーダーを用いた読み取りやデータの書き換えが主となります。その結果、従来は人手にて行っていた入出庫業務におけるデータ記入漏れやデータ誤記を防ぐことが可能です。

④倉庫・工場内で商品のロケーション管理

入出庫業務において、入庫時に商品の置き場所に困ったり、出庫時に商品を探すことに時間がかかるケースがあります。RFIDを導入し、商品のRFIDタグを格納する棚等のRFIDタグ情報へ登録すれば、どこに商品があるか、どこに商品を格納するか容易に判別することが可能となります。

RFID 活用・検討のポイント

①ペーパーレス化の推進有無

人手やQRコードやバーコードなどで管理を行うと、どうしても紙が必要となります。一方、RFIDを導入するとペーパーレス化を実現することが可能です。そのため、ペーパーレス化の推進有無も活用のポイントの1つといえます。

②倉庫や工場内の環境

倉庫や工場内の汚れが酷い場合、バーコードやQRコードなどを導入し入出庫業務を行うと、「バーコードに汚れが付着しリーダーで読み取れない…」といった事態が発生する恐れがあります。一方で、RFIDは直接バーコードなどを読み取るわけではないので、汚れにも非常に強いことが特長です。汚れがある環境では、RFIDの導入が望ましいといえます。

③リアルタイムで入出荷管理

リアルタイムでの入出荷管理ができていると、適正在庫を維持し、在庫状況を正確に把握することが可能となります。

④ロケーション管理

完全な人手にて入出庫業務を行っていると、どうしても商品位置が管理が適切に行うことができません。RFIDの活用にあたっては、商品位置の管理まで行う必要があるか考慮することが重要です。