図書館などの棚卸はとてつもない時間を要するものです。蔵書の多さにより、必要な時間は変わってきます。一冊一冊バーコードを読み取る必要があるため、大きな本などは職員の体力を消耗していきます。必ずしもあるべき場所にしまわれているとは限らないのでそれらを検索する必要もあります。こうした問題を解決するために、昨今注目されているのがRFID技術です。RFIDを活用することで、蔵書の持ち出し管理を正確かつ効率的に行い、棚卸をスムーズに行うことが可能となります。
図書館の蔵書をバーコードで管理してる場合、下記のような課題があります。
①一冊ずつバーコードをスキャンする手間・時間がかかりすぎる…
②バーコードの読み取り要求が厳しい(目視・向き合わせ必須)…
③複数冊をまとめて読み取れない…
④経年劣化によりバーコードが読み取れない…
⑤セキュリティ(盗難防止)との連携が弱い…
このような課題には、RFIDシステムの導入が最適といえます。

RFIDは非接触・複数同時読み取りが可能で、棚にリーダーをかざすだけで高速棚卸ができる。
→ 作業時間が大幅短縮。
リアルタイムに資料の位置の把握が可能で、誤った棚に置かれた資料も早期に発見することができます。→ 配架品質向上、資料探索の時間短縮
RFIDは見えない位置でも読み取りが可能なため、資料を抜き取る必要がなく、バーコードを読み取るために表示を開いたり向きを揃えたりする必要がありません
RFIDタグは防犯ゲートと連動し、未処理持ち出し時に即時にアラームが作動します。
入退館・書架異動の情報などもシステムと連携して蓄積できるため、利用状況分析・配置最適化・運営改善等に活用可能
バーコードで管理を行うと、どうしても紙が必要となります。一方、RFIDを導入するとペーパーレス化を実現することが可能です。そのため、ペーパーレス化の推進有無も活用のポイントの1つといえます。
バーコードへ置き換える形でRFIDを導入すると、タグ、ゲート、リーダー、システム連携など初期費用はバーコードと比べ、高額となります。そのため、運用メリットと導入コストを比較した上で、導入を検討することが重要です。